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2026/3/3

外と地域をつなぐ、駅舎のカフェ /みなかみ町「喫茶 モグラ」

 今回は、Instagramで見つけた群馬県みなかみ町にある「 喫茶モグラ」を訪問しました。店内にはなんとトヨトミ製品が3台も設置されています。さらにカフェ以外の施設でも、すべてトヨトミ製品を使用してくださっているとのこと。
 トヨトミーツとしては初めての遠方取材。初めて訪れる群馬県に少しワクワクしながら向かいました。本社のある名古屋ではなかなか見ない雪の量にも驚かされました。
 喫茶モグラは、日本一の“もぐら駅”として知られる土合駅の旧駅舎をリノベーションしたカフェ。かつての面影を残しながらも、温かみのある素敵な空間に生まれ変わっています。このカフェを手掛けた、茶屋 尚輝さんに話を伺いました。

無人駅を、まちの居場所へ。

 茶屋尚輝(ちゃやなおき)さんは、アウトドアを中心に地域資産を活用したローカルビジネスを展開する株式会社plower(ブラウアー)の代表。plowerは、株式会社VILLAGE INCの子会社として2023年12月に独立しました。
 現在は、土合駅を活用したアウトドアホテル「DOAI VILLAGE」や「喫茶モグラ」、みなかみ18湯として知られる温泉施設をリニューアルした「さなざわ㞢テラス」、JR上越新幹線・上毛高原駅構内のコーヒースタンド「イヌワシストア」など、地域に根ざした事業を手がけています。
今回は、その中のひとつ「喫茶モグラ」について詳しくお聞きしました。

-「喫茶モグラ」を始めたきっかけについて教えてください!
茶屋さん:もともとJRさんの遊休資産を活用してビジネスを行うプログラムに、親会社のVILLAGE INCで応募したのがきっかけです。そのときに考えていたのが無人駅直結のキャンプ場でした。ただ、ちょっと高価格なキャンプ場で。この駅って地元の方にとってすごく大切な場所なんですよね。キャンプ場だけだと、地元の方との接点が少なくなってしまう気がして、この駅でやる以上は地元の人とコミュニケーションがとれる場所が必要だなと思いました。

-なるほど、それでカフェをやろうと思ったんですね。
はい。カフェだったら地元の人も気軽にふらっと立ち寄ってもらえる。そう思って、喫茶モグラを作ろうと決めました。それから私自身、珈琲がすごく好きなんですよね。それも理由のひとつにあります。


そう笑顔で話してくれた茶屋さん。
観光地でありながらも、地元の人にとって「好きな場所」「日常的に通う場所」になることを目指しているといいます。長く愛される店であるためには、まず地元の人にとって欠かせない存在になることが大切だと考えているそうです。

若い人が挑戦できる地域へ

茶屋さんは、喫茶モグラのほかにも温泉施設やコワーキングスペースなど、地域全体を舞台に事業を展開しています。多くの事業を手がけるなかで大切にしていることを伺いました。

茶屋さん:地元の方が日常的に使いやすい場所であることは前提です。そのうえで、若い人が挑戦しやすい環境をつくることを大事にしています。地方は飲食事業者の数が多いわけではありません。その分、後から同じ業種で参入しようとすると、いろいろな意味で少し及び腰になってしまう空気があると感じています。その結果、「カフェをやりたい」と思っても、若い人が一歩を踏み出しづらい環境になっている可能性があると思っています。
だからこそ、「やりたいなら、とりあえずやってみればいい」と伝えています。最初からコーヒーが好きでなくてもいい。カフェの雰囲気が好き、でもいいんです。好きだからやってみる、ということが地域でもっと増えたら、未来は変わると思っています。若い人に地域の可能性をたくさん見せていくこと。それが、これからの担い手を育てることにつながると考えています。

ー取材の前にみなかみ町を案内していただきましたが、結構よさそうな空き物件がありましたね。
茶屋さん:地方には物件を持っている方が多いですが、「知らない人に貸すのは怖い」という気持ちからなかなか貸してくれる人は少ない。でも、使わないと地域は回りません。僕たちがこうして空間を活用している姿を見て、「なんかいい使い方をしているな」と思ってもらえれば、少しずつそういった気持ちも変わっていくのではないかと思っています。
長い目で見て、街と人の“きっかけ”になれたらうれしいですね。
とはいえ、「地域を盛り上げたい」という大義を掲げているわけではありません。結果として地域が元気になっていれば、それでいいと思っています。

と熱く語る茶屋さん。現在、喫茶モグラの運営は若いスタッフが中心。町の外から働きに来ているメンバーも多く、年齢や出身に関係なく挑戦できる環境が、少しずつ形になり始めています。

みなかみ町の魅力

町全体を使って事業をされている茶屋さんに「みなかみ町」の魅力について伺いました。

ーみなかみ町のすきなところを教えてください
茶屋さん:やはり自然ですね。
冬はしっかり雪が降り、秋は紅葉が美しく、夏は暑さと涼しさの両方がある。四季がはっきりしていて、山の表情が季節ごとに変わります。毎年、四季を迎えますが毎回「きれいだなぁ」と思います。自然があることは、本当に豊かだと思います。

ーなるほど、みなかみ町の人はどんな人が多いですか?
茶屋さん:やさしくて、オープンな人が多いです。それから何か新しいことが始まることに関しては寛容的ですね。何か一緒にやろうと誘うと、私自身みなかみ町の外の人間ですが迷わずに「やろう!」と言ってくれる。とにかくやさしい町です。

取材は1月初旬。当日も一面の雪景色でしたが、「今年はまだ全然積もっていない」とのこと。本来のみなかみの冬は、もっと深く雪が降り積もるのだそうです。「もっと雪があれば、冬らしい景色を見せられたのに」と、少し悔しそうに話してくれました。

次の世代へ、バトンを渡す

茶屋さんに喫茶モグラの10年後の目指す姿についても伺いました。

ー喫茶モグラの10年後の姿について教えてもらえますか?
茶屋さん:できることなら、10年後には手放していたいですね。次の若い世代に、できるだけ早くバトンを渡したい。そのためにも、「自分が引き受けてでもやりたい」と思える仕事をしています。
若い人たちが引き継ぎ、自分たちの力で自走できる環境をつくりたい。そうしないと、僕自身が新しい挑戦をしなくなってしまう気がするんです。渡せるものは、できるだけ早く渡す。その先で新しい何かが生まれたら、こんなにうれしいことはありません。

ー引き継ぐなら地元の人がいいという思いはありますか?
茶屋さん:特にこだわりはありません。外から来た人でももちろんいい。ただ、地元の人が担ってくれたらやっぱりうれしいですね。地元の魅力をどうにか発信したいと思っている人が来てくれるのは、とても心強いです。
実際、うちの社員にも地元出身のメンバーが2人います。
とはいえ、移住してでもやりたいと思ってくれる人がいるなら大歓迎です。そういう人には、どんどんこの町に来てほしいですね(笑)。

茶屋さん自身は三重県出身。出身地や年齢にとらわれず、「やりたい」と思う人が担い手になることの大切さを教えてくれました。

暮らしに溶け込む暖かさ

喫茶モグラにはトヨトミの「KS-67(B)」「KS-GE67(G)」「KR-47A(B)」が置かれています。最後にトヨトミ製品の印象について聞いてみました。

ートヨトミ製品の印象を聞かせてください!

茶屋さん:そうですね。火を通しての暖かさがとてもいいと思います。″気づいたらそこにいる”みたいな。デザインがいいだけのストーブは他にもあるんですが、トヨトミ製品はそれだけではないんですよね。色味のバランスもめちゃめちゃよくてなんだか自然と空間に馴染んでくれる。そこがすごくいいと思います。なのでうち(株式会社plower)の施設すべてにトヨトミ製品を使っています。

ーなるほど、ありがとうございます。

茶屋さんは喫茶モグラ以外にも、キャンプ場や温泉施設でもトヨトミ製品を愛用しているとのこと。取材後には「さなざわ㞢テラス」にも伺いましたが、広い空間を力強く暖める「PH-R19(B)」が活躍していました。

取材を終えて

日本一の“もぐら駅”として知られる土合駅。実際に訪れてみると、改札口からホームまでは10分以上。途中にある462段の階段は想像以上にきつく、息を切らしながら下りました。

遠方での取材は今回がはじめて。不安もありましたが、茶屋さんが温かく迎えてくださいました。みなかみ町の観光案内から始まり、まさか取材で温泉に入ることになるとは思ってもいませんでした。今回の取材を通して、みなかみ町の魅力を体で感じることができました。

みなかみ町を訪れた際には、ぜひ「喫茶モグラ」に足を運んでみてください。きっと、外と地域をやわらかくつなぐ時間に出会えるはずです。


ご紹介した場所

【喫茶 モグラ】
住所:〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽218−2 土合駅

公式WEBサイト:https://doaimogura.com/
公式instagram:https://www.instagram.com/doai_mogura/

その他の場所

無人駅直結のアウトドア施設
DOAI VILLAGE
住所:〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽218−2 土合駅

公式WEBサイト:https://doaivillage.com/
公式instagram:https://www.instagram.com/doaivillage/

真沢温泉唯一の温泉宿
【さなざわテラス
住所:〒379-1313 群馬県利根郡みなかみ町月夜野2537-2

公式WEBサイト:https://sanazawa.jp/
公式instagram:https://www.instagram.com/sanazawa_terrace/

新幹線駅のコーヒースタンド
イヌワシストア
住所:〒379-1313 群馬県利根郡みなかみ町月夜野1756 上毛高原駅構内

公式WEBサイト:https://inuwashistore.jp/
公式Instagram:https://www.instagram.com/inuwashistore/




ご紹介したストーブ

KS-GE67
GEARMISSIONシリーズの高出力ラウンドストーブ
https://www.toyotomi.jp/gear-mission/gearmission-product/ks-ge67

KR-47タイプ
レトロなデザインの対流形石油ストーブのダブルクリーンタイプ
https://www.toyotomi.jp/products/heating/convection/double-clean-kr/kr-47a-2



※本記事に掲載の情報は2026年3月時点のものです。


photo / iwahori
interview & text / sato


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